2015-05-21 第189回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
○国務大臣(岸田文雄君) 世界における主な水銀汚染の発生原因としては、工場廃液あるいは有機水銀系農薬によるもの、そして近年では金採掘によるもの、それから廃鉱山から生ずるもの、そして工場跡地残留水銀処理によるもの、原因としましてはこうした多くのものが考えられます。
○国務大臣(岸田文雄君) 世界における主な水銀汚染の発生原因としては、工場廃液あるいは有機水銀系農薬によるもの、そして近年では金採掘によるもの、それから廃鉱山から生ずるもの、そして工場跡地残留水銀処理によるもの、原因としましてはこうした多くのものが考えられます。
環境税という議論がありますけれども、工場廃液がどうかというと都会に使われることになります。地方が払っているんです。地方に返すべきなんです。それで、CO2を出しているのは車、石油なんです。それで納めた税金を三・八%吸収している森に返すというのは、これはだれしも納得して、市町村長やうるさい都道府県知事もすとんと落ちるんじゃないかなと思います。ですから、何分の一かとは言いませんけれども、地方に返す。
あの工場廃液から出された水銀がなぜ水俣病という形で発症するのか、そこには多くの疑問がありました。無機水銀がどうして有機化するのか、あるいは海で希釈されるはずの水銀がなぜ濃度が濃くなるのか、そうしたことについて食物連鎖との関連で説明され、そして体内での発症のメカニズムが解明されるまでには随分と長期間を要したわけでございます。
昭和二十八ー三十四年にかけて、工場廃液による有機水銀に汚染した、川や海で住んでいた魚が最初に水俣病になった。 病気に躍った魚、つまり水銀に汚染された魚や貝を食べた人々が魚や貝から水俣病を移された。病気になられた方々には誠にお気の毒なことで、心からお見舞いを申し上げる。 しかも、病気の原因が水銀中毒だ、ということが逸早く指摘されながら川を汚した方は言を左右にし、非を認めようとしなかった。
このことは漁民が一番知っていますから、工場廃液が原因だということでもって工場に補償要求を出している。そして熊本県に対して、排水がおかしいから調べてくれという要請書を出して、昭和二十七年に三好という水産課の技師が調査に行って、これは排水がおかしい、排水を調査しなければならぬという復命書を出している。全部そんなものは握りつぶされてきているのですね。
○中島(武)委員 そういう見方、分析の仕方もあると思うのですが、大枠で言えばやはり埋め立てが内湾は随分進みまして、大変干潟もなくなって、水をきれいにする、海水をきれいにする自浄能力を失っているという問題だとか、あるいは工場廃液の垂れ流しとか、それからまた川の上流から——上流といいますか、都市化されておりますから、そこから汚れを運んでくるといったようなことが大変大きな原因としてあると思うのです。
特に湖沼は、その自然的条件からして閉鎖的であることに加え、工場廃液、残留農薬、生活雑排水、酸性雨など汚染された水が今現在も絶え間なく流入し、その汚染度を増しているのであります。また、全国湖沼の過半数は環境基準すら達成しておらず、さらに、百四十を超える湖沼が富栄養化問題を抱え、水産被害、飲料水の異臭、自然景観の破壊などに見舞われている状況にあります。
それから、下水道とかその他いろいろな対策がそれぞれ必要だということでありますけれども、実は滋賀県において流域下水道がいま整備されつつありますが、その流域下水道そのものがまた新たな環境問題を起こすというような点がありまして、流域下水道のあり方、大規模であるいは工場廃液を入れるような流域下水道が果たしていいのだろうかという点もきめ細かく対応していかないと、機械的に下水道をつくればそれでいいというようなことにはならないだろうというように
特定地域内で活用できるエネルギー源を放置せず、きめ細かくこれを取り上げていく、たとえばごみ焼却の際の廃熱利用、工場廃液を発酵させてのメタンガスの利用、風力、中小水力、ソーラーシステムの採用等であります。自治体レベルではすでにローカルエネルギー開発に着手しているところもあります。国家百年の大計としてもローカルエネルギーの開発、実用化を推進すべきであると考えますが、大臣の見解を承りたいと存じます。
水質汚濁防止ということでいろいろいままでも論議をされてきたんですが、この工場廃液の問題はわりあいに問題点として取り上げられて改善がされていっているが、生活排水の方についてはどちらかというと取り残されてきている方だと思うんです。で、この生活排水の方なんかもかなり私は問題があるのではないかと思うんで、それらを含めましていまのこの下水道の普及率、国際的に比べて日本の場合がどの程度になっておるのか。
○坂口委員 それから工場廃液の問題も、当然これは一番大きな問題でございますが、これにあわせて重要なのは、生活排水の問題でございます。昨日も下水道等の問題ではいろいろここでディスカッションをされたと思いますが、いささか重複する面もあろうかと思いますけれども、改めて私もこの点をお聞きをしておきたいと思います。
○坂口委員 出していただくことは大体はっきりしているようでございますが、そういう法律ができます場合に問題になりますのは、廃液の中に工場廃液と生活からの廃液とがございますけれども、工場廃液の方の大きいところにつきましてはいまも行われておりますが、これから中小企業の方の廃液につきましてもいろいろ制限をしていかなければならない問題が出てこようかと思います。
○井上吉夫君 これはもう、ひとり文部省だけの問題じゃございませんけれども、環境庁の方にもお願いをしておきたいわけでございますが、従来この公害対策という問題のとらえ方は、工場廃液等の人為的なものから起こってまいります対策というのに焦点が置かれてまいりましたけれども、鹿児島湾の水銀の場合等は原因がどこにあるかはっきりしない、少なくとも原因者というのが企業という形で結びつくものではありません。
海の自然公園を、利益追求のみの企業の工場廃液と、地方自治体の長年続いた生屎尿投棄で汚してしまったのです。大量の養殖魚が狂い死にして大被害を受けた私たち家族は、総出で海辺に出て、沖の海面をながめて号泣いたしました。その日から私たちは大きい借金を抱えました。親子、夫婦間の紛争、親戚、知己との仲違い。何よりつらい思いは、最愛の子供の学業成績が、その日から下がり始めました。
そういう問題、あるいは陸上からの、いわゆる油類の工場廃液についての処理の問題ですね、これも一つずつ言えばずいぶん矛盾があるわけですね。陸上での廃液の責任は厚生省でしょう、実際にはね。産業廃棄物という点では厚生省が管理するというふうなかっこうになってしまっているわけです。そうして環境庁は海水の水質汚濁だけが問題になっているわけです。
しかし現在では、自然破壊や工場廃液の流入などで海の水も川の水も非常に汚くなりつつあるわけであります。いまや自然の水の汚染だけにとどまらず、都会のビルの飲料水、つまりわれわれが直接口にする水も汚濁されつつあるという非常に危機に立たされておるわけであります。
太平洋沿岸がことごとく石油コンビナートから出る工場廃液によってよごされているから、きれいな日本海へ泳ぎに行きたい。その最後に残った日本海がいま原発でよごされようとしている。これは単に現地の人だけではなくて、やはり私たち大都市に住む住民にとっても非常に心配なことだといわねばならないと思います。
前夜、その地点に行ってみると会社は、従業員を使って工場廃液で汚染された柳瀬川の底石を竹ぼうきで洗ったり、生コンクリートを流しこんだりしていた」こういっております。農民があとで当時の所長の小西さんという方を追及したところが——現在の東邦亜鉛の社長です。当時の安中の所長ですが、そのときにはこう言っているんですね。
そこでお尋ねしたいのですが、河川から流れ込む下水や工場廃液——港湾管理以前の問題として、すなわち流入するまでに手を打つことが大切であるということは言うまでもございません。港湾に流入している河川について、河口の地点までが実際に港湾として管理しなければならないか、河口が港湾になっている港もありますが、これは一体どういう形でなっているのか。
ことしの四月十三日、これは現地の新聞でも、工場廃液のため池の近くの農業用水路からも一万六〇〇〇PPMのPCBが検出された、このように報道されております。これらのこの土壌汚染に対しまして、この四月九日に、土壌の入れかえを含んだ損害賠償請求の訴えが大津の地方裁判所に提出された。これも御存じであろうと思います。
そういうことで、今日までカドミ米におきましてもいろいろ問題があったわけですが、これからこのPCBによる汚染水田対策につきまてちょっとお伺いしたいんですが、この日コン工業草津工場の工場廃液が流れる農業用水路周辺の水田は百二十四ヘクタールと聞いておるわけであります。